こんにちは。コーチの松本亜樹子です。

今日は、福島県の総合病院で、
コーチングスキルを使った支援対話の研修を実施します。

医療業界へコーチングを普及させることを
自分のmissionのひとつと考えているので
こういう機会は、とてもありがたいです。
(^^)

患者団体の運営、医療施設の審査、そしてコーチング、企業研修と
一見あまりつながりがないような、このいくつかの物事が
ぴったんこにつながるのが、
このような「医療施設での支援対話普及」研修です。
今回のために、ゼロベースからコンテンツを組み
やっと仕上げたカリキュラムは、
とても短い時間で、ちゃんとおさまるかドキドキなのですが
せいいっぱい務めたいと思います。

さて、掲題はこの病院のご担当者の方の言葉です。

この研修が決定して以来、
担当者の方と何度かやり取りをさせていただいたのですが
「遠くて本当に申し訳ありません」
「震災以来交通が不便で、本当に申し訳ありません」と
何度も、何度も、言っていただきました。

土地勘のない(←知ってる人は笑うと思いますが)私は、
あまりピンと来なくて、「いえ、そんなことないですよ。気になさらないでください」と
その都度、ご返答してきました。

しかし、実際に交通の便を調べる段階になり、時刻表などを見てみると

あらら。

本当に、不便だったのです。
(^^;)

震災以来、その地は、まだ電車が復旧していなかったのでした。
そのため、新幹線で仙台まで行き、
その後ローカルに乗り換え、
その後の電車がつながってないため、バスに乗り換え、
そこからは、タクシー。

研修自体は本当に短いものなのですが、1日がかりになってしまう上、
たくさんの乗継をして、最終の新幹線に乗り遅れないようにしないと
日帰りできません。

「遠くて、不便で、申し訳ありません」と
何度も何度もおっしゃっていた、ご担当の方のお言葉が
なるほど~と、やっと、ピンときました。

そして、それと同時に、
こんなことすら、知らなかった、わかっていなかった自分を
本当に、恥ずかしく思いました。

不便なのは、1回だけその土地に行く私ではないです。
普段その土地で暮らしてらっしゃる、皆さんです。

どうぞ、謝らないでください。
同じ日本に住んでいながら、近くにいながら
わかっているようで、ちっとも現実をわかっていなかった
こちらの方こそ、本当に、申し訳ありません。

心から、そう思いました。

知らなかった自分を、恥じました。

そんな自戒の思いも込めて、
精一杯の研修を、させていただきたいと思います。

さて、出発します。
頑張ります!

(^^)