二人のキモチ、そろっていますか?

~妊活みらい会議のススメ~

 

こんにちは。妊活コーチの松本亜樹子です。

 

今日は、二人のキモチをそろえるための、ちょっとしたヒントお話しします。

以前から講演の際にはお伝えしていますし

拙著『不妊治療のやめどき』( WAVE出版) にも書いていますが

自分のいろんな体験から考えついた、究極の(?)カップルのための手法

「妊活みらい会議」のおススメです。

 

やっとの思いで病院の門をたたき、不妊治療を始めた時。誰しも「すぐに(妊娠)できる」と思うもの。

もちろん私も、そして多くの友人たちもそうでした。

 

でも、なかなかその兆候が見えない…。

 

同じように病院に通っている他の患者さんたちは、次々に妊娠していってる気がする。

自分より後に結婚した友人ちから、続々と届く妊娠報告。

親戚の集まりに行ったら、しばらく会わなかった従妹のおなかが大きい。

 

私のほうが先に妊娠するはずだったのに…! 

焦りが募って、イライラしたり、落ち込んだりしてしまう…。

 

治療を始めて最初にぶつかる壁がこれ。「すぐにできると思ってたのに…」ではないでしょうか。

 

「なぜ私だけが妊娠できないんだろう?」

「私の何がいけないの?」

「いったいどうしたら妊娠できるの?」

などと考えて、思考がそこから離れなくなってしまいます。

なかなか望みが叶わないことで、イライラしたり落ち込んだり、夫婦での会話も少なくなったり、小さなケンカが増えてきたりもしてしまう。

 

そのうち、パートナーは子づくりあまり熱心でなく、自分だけが一生懸命頑張っているような気になって、ますます孤独に陥ってしまったり…。

 

そんな毎日、本当につらいですよね。

 

そんな時に、ぜひ行なってもらいたいなぁと思うのが、夫婦での‘妊活みらい会議’

つまり「子どもをもつ」ということについての、気持ちのすり合わせです。

 

これって、すごく大切なことだと思うんですよね。

 

たとえば、こんな感じ。

 

「将来はこういう毎日を過ごしたいよね。そのためには、やっぱり子どもがいたほうがいいかな」。

 

「そうだね。子どもは二人ぐらいほしいよね。二人とも望めば大学にも行かせてあげたいから、働いているうちに卒業してもらわないとね」。

 

「その為には、一人目は○年ごろまでには出産したいよね」。

 

「今、結婚して○年経ってて、これまで妊娠しなかったんだから、今までとは別の方法で妊娠できるよう努力が必要かもね」。

 

「そうだね。どんな方法があるかなぁ」

 

「調べてみると、いろんな方法がありそうだね」

 

「私たちにはどれが合ってるかな?」

 

「どれをやってみる?」。

 

「じゃあ、この方法で頑張ってみようか」(二人)

 

いろんなことを正直に話し、お互いの気持ちを確認しあったうえで思いをひとつにする。

そして「不妊治療を受ける」という方法を選んだら、一緒に病院に行ってみる。

というのが妊活(不妊治療も)を始めるうえでの、「理想」で「キホン」ではないかと思います。

 

もし、まだどこかやっていないな、足りないなというところがあったなら、ぜひこの妊活みらい会議を、お二人でやってみてはいかがでしょう。

 

実は我が家では、当初、これをちゃんとしないまま、あれよあれよという間に治療が進んでしまったので、途中で二人の気持ちがビミョウにすれ違っていってしまったり、ずれていたりして、けっこうタイヘンでした。

 

途中から軌道修正をして、うまくいくようにはなったのですが、それまではいらぬ気苦労や小さなケンカが多々、多々、ありました。

 

「こんなことなら最初にきちんと話をしていたらよかった」と思ったので、皆さんにはぜひおすすめしたいなぁと思います。

 

「妊活みらい会議」できれば天気のいい休日のお昼に、お外でランチしながら、なんていうのが、さらにオススメです♪

よかったら、ぜひ試してみてくださいね。