こんにちは。

NPO法人Fineの松本亜樹子です。

 

今日は長文になりますが、どうぞご容赦くださいませ。m(^^)m 

 

さて、こちらのブログでも、たびたび取り上げた話題

「子宮移植」を、皆さんはご存知でしょうか。

 

27日の日経新聞に、私も取材を受けた記事が掲載されています。

「子宮移植で出産 議論呼ぶ」 という記事です。

(ウェブサイトの掲載記事はこちら

 

こちらの掲載記事の中にも、さまざまな議論があります。

とても難しい問題で、私もこの研究会の倫理委員として、数年にわたり議論に参加しています。

 

記事のコメントを少し引用させていただきます。

 

「命にかかわる病気ではない不妊症のために、健康な人の体にメスをいれていいのか」

 

確かに、おっしゃる通りかもしれません。

では、もしも、それが、「もともと摘出される予定の子宮」だったら・・・?

 

「日本では母親や親族以外に提供者がいるとは考えにくい。本当に(ドナーが)自発的に同意しているのかどうか」

 

確かに、おっしゃる通り、この確認は非常に重要なことだと私も思います。

 

「医療者だけで判断すべき問題ではない。社会全体で考えるべきだ」

 

そうなんです! 

 

ですから、今回、この「ドナー(提供者)」と

「レシピエント(提供を受ける人)」になる可能性の高い方々、お三方にご登壇いただき、

その思いを聴き、会場全体でディスカッションする「場」を作りました。

 

日本で初めて、いえ、世界で初めての機会かもしれません。

とても貴重な機会です。

 

当日のパネルディスカッションでは、

ロキタンスキー症候群(生まれつき子宮がない。4000人に一人の割合の疾患)の方、

20代前半で子宮がんで全摘出された方、

そして、FTM(性同一性障害で生物学的性別が女性で、性の自己意識が男性)の方が、

ご自分の思いを率直に語ってくださいます。

 

長年の倫理委員会の議論のたびに、私はこう思っていました。

「当事者がこの場にいないなんて、なんて残念なこと」

 

委員会の委員の皆さんが、当事者のためにと熱く語っている

この議論を、当事者に届けたい。

 

そして、議論を聴いての当事者の声を、本音を、聴きたい。

聴かせてほしい。

 

その、当事者の声を、この課題とともに広く届けたいと、ずっと願っていました。

 

長年願っていたことの一つが、今回やっとかなうことになります。

今から少し緊張していますが、必ず意義のある場になると思っています。

 

関心を持ってくださる皆様、どうか、ぜひ、何らかのご意見の前に

当事者の生の声に、思いに、耳を傾けていただけたら、嬉しいです。

 

第6回「日本子宮移植研究会」学術集会・市民公開講座

詳細ウェブサイトはこちら

 

必要な方へ情報が届きますよう、

皆様の拡散のお力をお借りできたら、ありがたいです。

 

<お願いとご注意>

1)今回会場が狭く、席が限られております。参加ご希望の方は当日お早めにお越しくださいませ。

2)メディアの方で取材ご希望の方は、<必ず>事前に子宮移植研究会にご連絡くださいませ。(登壇者のプライバシー保護のため、当日の急な取材はお受けでき兼ねることもございます。どうかご理解くださいませ。) 

E-mail:  info@js-ut.org

 

ご参考までに、過去の記事はコチラからご覧いただけます。↓↓

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