こんにちは。(^^)

NPO法人Fineの松本亜樹子です。

 

昨日は、子宮移植研究会主催の下記の会が、無事終了しました。

第6回日本子宮移植研究会 学術集会・市民公開講座

「日本における子宮移植に求められるもの ~今、当事者に何が必要か~」子宮移植を取り巻く環境を、それぞれの立場から考える

 

かねてよりこちらでご案内をしているように、

日本で初めて、子宮移植のドナーとレシピエントになりうる立場の

当事者の皆さんが、一堂に会してパネルディスカッションを実施。

まさに「それぞれの立場から」子宮移植を考える

とても有意義な時間となりました。

プログラムはコチラ

 

子宮移植研究会・理事長の菅沼先生と

 

菅沼先生の理事長挨拶では、これまでの研究会の活動

そして、これからの日本における子宮移植の展望について

 

基調講演は、東京HARTクリニック、平山史朗先生

子宮移植にかかわる心理社会的ケアについて

 

続いて、慶応大学の木須先生による

Overview「子宮移植の現状について」

その後、3名の当事者の方の、それぞれの体験談と子宮移植についての思いのお話がありました。

まず、ロキタンスキーの会の方から

「子宮移植という選択肢の誕生は、私たちに生きる勇気をくれる」

 

続いて、特定非営利活動法人日本がん・生殖医療学会 患者ネットワーク担当阿南里恵(あなみりえ) さんからの

「23歳でがん治療を経験して、今思うこと」

 

 

次は、浅井企画ペッパーボーイズ 前田かずのしんさんの

「性同一性障害(FtM)当事者として考える子宮移植について」

 

どのかたのお話も、とても分かりやすく、そしてリアルで、心に響きました。

何より、皆さん色んな事があっても、それを明るくお話しされていることが素敵だなぁと思います。特に前田さんのお話では、真面目なお話にも関わらず、何回も笑ってしまいました。さすがお笑い芸人さんです。

ブログはコチラ「ペッパーボーイズの東京は世知辛かぁー‼!

Youtubeはコチラ

 

皆さんのお話の後は、会場の皆さんも交えてのパネルディスカッション。

 

いろんな質問やコメントが出て、とっても濃い~議論が飛び交う場となりました!

 

総括コメントは「現場の生殖医療専門医が子宮移植に望むもの」

はらメディカルクリニック 院長 原利夫先生です。

 

このような学術集会・市民公開講座の大会長を仰せつかったのは初めてで、慣れないことで、直前までバタバタしてしまいましたが

研究会の先生方はじめ、周囲の皆様のサポートで

何とか無事に大役を果たせたこと、心からホッと安堵しています。

皆様、本当にありがとうございました。

 

子宮移植、またそれにかかわる人々の現状は、

まだ、まだ、まったく日本では知られておらず、

それも大きな課題の一つだと感じています。

どうぞ、これからも、皆様の頭の隅っこに入れておいていただき

必要な方がいらっしゃったときには、ぜひ情報のソースがここにあるということを、伝えていただけたら、嬉しいです。

m(^^)m 

応援してくださったすべての皆様、本当にありがとうございました!